2014年9月25日木曜日

英語ディベート 資料(備忘:ウランってどれぐらい取れるの?)2014・10・1追記

原発を再稼働するにはウランが必要です。
ウランについてちょっと調べてみましょう。

1)どっから買うの?
・アメリカ(日本が買わなくなって経営破綻する米企業も出てるようで・・・http://www.huffingtonposあt.jp/2014/03/06/usec-chapter11_n_4909423.html)

そのほかhttp://www.aec.go.jp/jicst/NC/tyoki/hatukaku/siryo/siryo8/siryo2.pdf
P11にありますが、
「ウラン資源に乏しい我が国は、カナダ、オーストラリア、カザフスタン、ニジェール等、調達先の多様化によって、天然ウランを確保している。」

とあります。ただ、掘るだけじゃダメで、濃縮しないと炉では使えないので、結局は同P11にもありますが、

「・確保した天然ウランは、米国、フランス、イギリス、カナダ等を通じて、濃縮ウラン、天然ウランとして輸入している。」

結局、アメリカから買う事になりますね。ま、輸入する700トン中500トン、アメリカの一企業から買ってた、というのですからそういうことでしょう。でもその企業も破綻したんですよねぇ・・誰から買うんじゃろ?

ユーゼックは事業を継続し、4カ月以内に破産法適用からの脱却を目指すとしている。」潰すわけにはいかんですわね。国策企業なんでしょうから。


2)後どれぐらい取れる?(採掘可能年数)

いろんな数字が出てくると思います。9X年とか8X年とか・・・6X年という数字もあります。これは石油やシェールガスもそうなんですけど、伸びる可能性も短くなる可能性もあります。

伸びるとき
・需要が減る
・採掘技術が向上し、供給が増える。
・採掘技術が陳腐化(または向上して)、供給量が増え同時にコストも下がる。

短くなるとき
・需用が増える。(供給が減る)
・採掘技術ではどうにもならなくなる。(あるんだけど、そこまで掘れない)
・採掘技術では何とかなるんだけど、そこまで掘って採掘しても採算が取れない。

結論
それぞれ想定して、エビデンスを揃えれば採掘可能年数はどーとも言えるんじゃないでしょうかね。


ただhttp://www.aesj.or.jp/~recycle/nfctxt/nfctxt_1-3.pdf
あるとおり、1トンの濃縮ウラン(通称イエローケーキ)を作るのに9・4トン必要なんですよねぇ。だから石炭とかは濃縮しなくても良いし、石油は重油なら精製度合いがどれぐらい必要か分かりませんけど、ここまで歩留まりが悪いってことはないでしょう。
LNGは液化するのにどこまでロスがあるんだろう。
こういうことを考えると採掘可能年数が長いからといってかならずしも90年取れる=90年分使えるって言えるんでしょうかねぇ…。

とりあえず今日はここまで。

追記
2014・ 10・1
昨日購入の書「元原発技術者が伝えたい本当の怖さ」小倉志郎 彩流社

原発の現場の最前線に起ってこられた方が「遺書」のつもりで書いた、という書。帯には「原発は、ほんとうにとんでもない怪物だ。あの複雑怪奇な原発の構造を理解しているエンジニアは世界に一人もいない。」とありますが、現場の技術者も優秀な人は出世して本店へ若くして移動するなどして、現場にあまり分かってる人が残らない、など今後の技術体制に疑義を残す書としてディベートするしないに関わらず今後を考える上で参考になるのではないかと思います。自分もまだ数ページしかめくっていませんが現場の立場で考えるのも重要な視点では?


0 件のコメント:

コメントを投稿