2014年12月4日木曜日

今日の玉川総研タマペディア(オフグリッド生活)

スマートグリッド導入が
叫ばれてます。

かつて電力会社はそれに

「前向きではない(むしろ否定的)」

と言われてきました。
どの規格にするのかという問題もあるし、

「統一規格は独禁法に抵触する(東電)」

など色々な問題があって実用化してません。
http://www.nikkan.co.jp/toku/smartglid/sg20111214-11n-282ps.html

で、佐藤さんというご家庭のお話が今回のお題。
http://kaden.watch.impress.co.jp/docs/column/solar/20141106_674549.html

佐藤さんのブログ
http://ameblo.jp/green-note-page/

オフグリッドはスマートグリッドに
さえも乗らない、というお話。

佐藤家は3kw・hのソーラー+バッテリー。
バッテリーもフォークリフトに使う開放型の
中古バッテリー。

水の補充が半年に1回、
電極につく不純物を分解する液剤を
1年半に1回入れてメンテナンスが
必要。だけどちゃんとメンテすれば
10年持つとか。10年かぁ。メンテナンス
しながら10年となると、3ローテぐらいは
することになるからそれ、コストに入ってる?
と、ちょっと冷静に考えないと、ね。

別のお宅の話だと12kw・hのソーラーを積めば使い放題
の電力が得られるけど、コスト的には住宅建築費+500万
ぐらい。今時住宅ローンを35年で組む人もいるぐらいだから
年15万円ぐらい?月1万ちょっとのコスト。

12kwhのソーラーと70kwのバッテリーで
合計350万という試算を番組のまとめに
出されてましたねぇ。


今回の報道で大事なのは
「むりだ、無理だ」と思っていた事が
「コストはかかるけど、できなくはない」
という選択肢の提示にはなること。

コストは当然かかりますよ。
でも、コストは
「何と比べてコストを論じるか」
なのですよねぇ。
各家庭単位で年間十数万円の
コストがオフグリッドにかかるとして、
原発自体どれぐらいのコストが
かかってるのかと比べるとそんなに
大きくはない。

問題は
「オフグリッドしたら、果たしてその
 原発コストを負担する義務から
 逃れられるのか」
ということ。一生懸命オフグリッドしても
交付金やら、〜税やら、いろんな税が
投入されてるわけですし、その財源というのは
地方税だったりする訳なので、個人のそういう
努力が実質水泡に帰す可能性もあるわけです。

しかしながらそういう現状に対して
「NO」をつきつけるためにはそういう
コストを支払っても

「つまり、犠牲を払ってでも」

そういう事を訴えていかねば
現状は変わらない、という事を
学ぶ良い規格だったと思います。

ディベートの議論を聞いてると、
「犠牲を払うのはコストで、
 コスト回避に目がいきがちで
 本当に必要な価値を比較してない
 んじゃないか?」
と思う事がたまーにあります。
コスト合戦、数字合戦も大事ですが
その背景にある「論点の価値」
がやっぱり大事かなーと思うんです。

月数万円のコストをかけても
「他人の財布に頼った再エネ売電
 システムはおかしい。自給自足
 したい」という考えも一つだろうし

「発電におけるスケールメリットを
 無視した自家発電は高コスト。
 ただ、災害対策としてはメリット
 がある。両方良い所取りしよう。」
 という考え方もありだろうと思う。

つまり「どう考えて、どう行動するか」
各自が考えて行動する、考えるにしても
いろんな選択肢があった方がいい。

番組見ててそんな感じがしました。