2014年1月15日水曜日

今朝の朝活からの気付き・学び

今日は自転車乗りの岡ピーさんと後半二人でガッツリ話ました。
岡ピーさんとは・・・http://www.route-okp.com/okp_about/profile


今日御配りした「親業訓練協会」のプリントに絡めて。

指導をする際に、
レッテル(ここでは専門用語も含めた用語、話す人の価値観・主観・
判断を含んだ言葉)を使う事が多い。もしその言葉を共通して
使っているとしたら、その用語を解する人同士は
スムーズな会話が成立していると考える事が多い。

 しかしスムーズな会話というのはもしかしたら、
お互いの思い込みによる偶然の産物で、
ちょっとした理解の差異でミスコミュニケーションに
陥っている事もあることを常に配慮すべき。

 身体動作について指導助言する機会の多い二人は
そういう意味で言葉で指導する事の難しさを感じ、
工夫をしてきたからこそ「そうそう」と思う事も
かなりあったのでは??自分が忘れないように
ここに書いておきたいと思う。

 例えば「〜する。」
〜にカタカナ用語等が入っていたとする。
日本人は非常に器用でそれがなんなのか
分からなくても分かったフリをする事ができる
きわめて稀な言語だともいえる。

〜の中に特定の練習法が入ってもいい。
「〜すれば→・・なる。」と言ったように。
最近の英語学習で言えば(英語学習にも流行がある)
「音読すれば、英語ができるようになる。」
これはある部分正解である部分不十分である。
言い換えれば「正解になる人も存在するし、
これでは不十分な人もいる。」社会人であれば特にそうだ。

 「〜すれば英語ができるようになる。」
英語ができるようになると言われて、英語で何ができる
ようになるのかが比較的不明瞭である。会話ができるのか、
英語でメールが作成できるようになるのか、
ニュースの音声が聞けるようになるのか、
英字新聞が読めるようになるのか。それぞれ目的が異なる。
それにもかかわらず、「音読すれば英語ができるようになる」
とある権威がある人がいうとこぞって音読を始める。
某英会話教材もそうですが。

 しかし、目的は人それぞれで、
どの程度英語を使いこなさなければならないか、
それに対する労力・時間・資金も異なる。
(英語学習に資金は、特に最近は必要なくなってきていますが・・・)
目的とそれにかけるリソースというものがはっきりすれば、
方法は明確になってくるはず。

 これは世の中の事象どれにでも当てはまる気がします。
しかし、手段が目的になった瞬間、それが
「商売(それも良くない意味での)」になってしまう気がします。

そのような【用語】をブラックボックス化してしまうことは
特定の顧客に取手は手っ取り早くていいのですが、その事象について
深く知っていないと、「人に指導する」というのは難しい。
ある一定のレベルの顧客じゃないと「伝わらない」「効果が出ない」
可能性が高いからです。誰にでも伝わる、ユニバーサルデザイン的
発想からくる指導というのは【用語】に頼らない、そんな情報伝達に
鍵がありそうです。

 岡ぴーさんのような「身体感覚」を大事にしなければならない
仕事は【言語】と【感覚】の両立がバランスよく使用されなければ
なりません。もしかしたら学習者自身の【言語】と【感覚」を磨いていく
必要があるかもしれません。引き出すと言うか。

 細かい動作まで言語化して伝えて、やらせてみて、
指導前後でどう感覚が変わったか学習者に気付いてもらう
そんな仕掛けを作ったりそれを言語化してアウトプット
することが指導効果をより高めるんじゃないかと思いました。

 あと、身体系の話をしてる間に倒れない自転車の話、
ロボットの歩行プログラムについて面白い話が聞けましたね。
自転車に乗るという事を指導する時にことによると「なぜ自転車はまっすぐ
走れるのか」「なぜ自転車に乗っているときは倒れないが、自転車単体では
倒れてしまうのか」といった物理法則を駆使して理解しないとならない
テーマさえも指導者は理解しておく必要が出てくると言う事です。
 
 自転車に乗る側はそんなことは分かってなくてもなーんとなく
乗れてしまいます。自転車という機械がそういう物理法則の塊だということを
意識せず、いや、意識しない方が乗れるわけです。(あ、これも英語学習と同じ。)
だけど、指導する場合にはそういうベースの知識が必要だと言う事。
おそらく知ってる知識の数%も提供する事は無いんでしょうが、それでも、
やっぱりそういうベースの知識が必要だと思いました。

 この話の流れで出てきたのだと思いますが、
渡部は剣道を練習してるんですが、剣道の指導本や
DVDはよくできているんですが【キモ】とか【核心】の部分は
剣道用語で済ましていたりする事が結構多いです。
 しかも剣道をやっていればやってるほど「それって常識でしょ?理解してよねー」
という気持ちだったり指導になったりします。そこがつまづくポイントでもあったり
するわけです。
 渡部はバドミントン部を担当した時に書籍やDVD動画を漁り読みました。
そうすると「あ、これ剣道で使えるじゃん」という表現や練習方法が
かなり出てくるのです。中谷彰宏さんも

「ボーリングやボールルームダンスのヒントが水泳の本で出てきたりする」

と言う話をしていたのを思い出したんですが、そういうことだと
思うんです。専門性を高める事の怖さと言うのはこういうところにあって、
専門じゃない人(でも興味のある人たち)にどう伝えるかは【用語】で
いかにぼかさないか、的確・明確な【動作】・【客観的事実】で伝える事と
主体となる人の感情を大切にする事かな、と思いました。

二点目。アシモというロボットの歩き方は
「倒れないようにプログラムを組んだ」産物なのではないかと言う話です。
設置面の状態や重心を計算して「絶対にこけない」プログラムを組んだ結果、
まるで人間が綱渡りをしているときのような歩き方になってしまった。
逆に人間は子どもの頃からなんどもなんどもこけてきて、その中で

ギリギリこけないけど「効率のいい」歩き方

を身につけた結果、たまにこける、老人になるとこける、
といった不都合もあるけれども、少なくとも五体満足なうちは

スッスッと歩ける

と言う話。これは深いですね。

 もう一つはウサインボルトの走り方というのは
「マラソン」の世界ではあり得ない走り方をしてる
そうです。つまり股関節をなるだけ横スイング方向に可動させずに、
膝を前に出す事を意識した走り方ですね。

 彼は体軸を中心に全身をひねって走る。だから一歩一歩の
ストライドが伸びていく。身体の動かし方は得られる運動の質を
どこに求めるか、何を目的とするかで正しい身体の動かし方の
正解が変わるというのも、

ものの考え方として重要

だと思いました。マラソンのようにエネルギー消費を最小限に
抑えたいのであればピッチ走法というのも一つの正解だし、短距離のように
爆発的なエネルギーを短時間に得たいのであればボルトの走り方も
正解の一つ。これから先もっと別の方法論が生まれるかもしれないし、
これが永遠に正解かもしれない。大事なのは考え方なのだなぁ
と思ったのでした。

MBTという靴(のメーカー?製品?)がありますが、
この身体感覚を身体に覚え込ませると言う意味では非常に
岡ピーも「そうそう」という話をしてましたが、
靴に3万円もかけるなんて・・・と言う人もいれば、その
身体感覚が大事なんだ!と言う人にとってはアイデア商品と言うか
画期的な商品なわけです。こればっかりは使って感じないとなんとも
言えないんですが・・・。

ちょっと長くなりましたが、(かなり長い?)
今日の後半も非常に深い話が聞けて楽しかったです。
ありがとうございました。